目 次
はじめに
父の生き方に今思う 秋山英行 5
土下座する元上官 井伊直允 11
呉から石井へ 石井延洋 15
疎開 石田郁子 17
戦時体験・戦後体験ー私の場合 石原邦雄 22
日中戦争と戦犯だった父の戦後 伊東秀子 28
「花子とアン」の空襲のとき我が家も 薄井 敬 37
「鶴」を歌うと… 遠藤久子 40
大連生まれの私と周囲の人々 大場淑子 43
「引揚難民」 大森邦彦 53
身近かに見聞きした戦中・戦後 菅野尚子 57
人さらい 狐崎晶雄 64
戦後七〇年に考える
―かつてアジアで唯一植民地支配をした― 木村宏一郎 70
教会での話 久保田武美 74
インパール作戦に参加した叔父の話
―戦中戦後の我が家の話を含め― 小泉秀夫 76
「国家のために死ぬ」という論理納得できず
―父の遺した考察、今よみがえる― 小島祥一 81
鬼畜米英に載る母子像 小宮山昭 86
「敗戦」の風景 澤井洋紀 89
焼け跡と憲法に育てられた人生 高原伸夫 93
往時を偲び現代日本を憂う 竹村紘一 98
暴走を止めるのは一人の勇気 外山悠々 103
ミズーリ号 中原式子 107
ある地方都市の戦後 成津 秀 112
その子、どこの子だい? 平野卿子 114
私の戦後七〇年 藤岡武義 119
戦争が遺した名前 水野加南 123
戦争のもたらすもの
−−被害と加害を見つめて 三井斌友 126
ミンダナオ島で死線をくぐりぬけた父 宮後康恒 132
私の太平洋戦争 柳津 務 134
貧しかった子供の頃 横津喜久子 143
いま、父を思えば 横山友子 150
そっと忍びよる戦争 和多田雅子154
私の戦後史 和田正武157
あとがき・編集後記
(装慎・レイアウト/澤井洋紀)