「私たちの『戦争』体験」

―――終戦直前に 生まれた 世代から―――

東京都立戸山高校1962年卒有志

「私たちの“戦争”体験」編集委員会

 

はじめに

 この冊子は、都立戸山高校の1962年卒同期生(1943、44年生まれ)の有志が中心となって、筆者たちがものごころついた1947年ころ以降の記憶を集め、 また戦争中のことについては両親や知人たちから聞いて記録したものです。

 戦争の体験と言うと戦場での悲惨さが語られることが多いのですが、この文集に出てくるものは戦場とは 遠く離れたところでの記録が主です。戦場以外で、戦場から遠く離れた家族たちにとってもこれほどの悲劇だったという記録として、いままで誰にも言わなかったことを思い切って書いたものです。お互いに親しい友が初めて書いた経験を読んで、しばらくは何も言えませんでした。

 もうーつ大事なことは、ここに書く時代の数十年前から1945年まで、日本が韓国や中国、東南アジアの多くの国に攻め込んで、近隣の国々のひとびとに残虐な行いをし、ここに書くこととは比較できないほどの悲惨な目に合わせてしまったという歴史上の事実です。戦争反対の理由は、自分たちが苦しい目にあうからだけではありません。ふたたびこのような状況を作らないように、という思いからこの冊子を作りました。 ご一読いただければ幸いです。        編集責任者 狐崎晶雄

(参考)文中にいくつか「『若いみなさんへ』の文」 あるいは「Kさんのメモ」と出てきますが、これは編集責任者(狐崎)がこのような文集を作ろうと提案した時に、自分の体験とともに1945年までの戦争に関する情報と感想を若いみなさんに向けた文として 書いたものです。

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(上記のURLは、2019年春現在改定作成中です。その中、後ろのほうに改定前のWord 文書を載せたURLを書いてあります。当面は、その改定前のも見てください。)

 

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